いつもより少し青く見える空
2019年がスタートしました。
子どもたちはまだ冬休みだった1月6日から公式戦初め。
冬季フットサル大会予選リーグに挑みました。
FC赤羽からは2年生から3チーム、1年生から1チームエントリーし
見事2年生Aチーム&Bチームともに1位通過!
決勝大会に駒を進めました。
惜しくも2年生Cチーム&1年生チームは1歩及ばずでしたが、赤羽小学校 校庭が工事中で思うように練習時間を確保できない中、クリスマスや年明け早朝の利用者がいない日に施設を借り、練習に打ち込んだみんなの気持ちは公式戦1試合の結果では表せない、価値ある過程だったと感じております。
そして互いが決勝で対戦することを信じピッチに上がった1月14日冬季フットサル決勝大会。
Bチームは勝てばベスト8という試合でしたが、惜しくも1−3で敗退してしまいました。
しかし、秋季フットサル大会では予選リーグ2位で決勝大会に進めなかった日からわずか3ヶ月。
1試合単位で成長しているBチームは、チーム全体のカンフル剤となってみんなを底上げしているように感じます。
1点先取された後も心折れずに同点に繋げた1得点は、ゴールネットだけじゃなくネガティブに考えがちな心を揺らし、試合終了のホイッスルが聞こえるまで諦めずにボールを追いかける原動力となりました。
大会だけで終わらせない、今後に繋がる1点を文字通りもぎ取ったのだと思います。
Aチーム。
Aチームはこの日4人で5人制フットサルに挑みました。
不運にも区内で学級閉鎖も相次ぐこの時期。
当チーム以外にも少ないメンバーで決勝戦を戦うチームもあったかと思います。
相手は予選リーグを突破してきた強豪揃い。
5人制で1人の不足分を補うには単純計算でも25%ずつの運動量が増加する見込みです。
けれども彼らは1試合目も勝ち、続く2試合目も勝ち…
3試合目(準々決勝)は結果 今回準優勝になったチームが相手でしたが、朝からの連戦で止まってしまう足に鞭を打ち2−4と果敢に健闘。
ベスト8という結果で今大会を終えました。
同じ優勝を目指して走ってきた仲間が賭けてきた想いを、4人はきっと誰よりも感じていたのだと思います。
勝って、メダルを届けるんだとも考えていたのかもしれません。
そう思えるほど4人は、もう1人の仲間がまるでピッチにいるかのようにその役割を4人で分担し、
あいつだったらどう動く?と自分の動きに相乗させてプレイしているようでした。
この日、欠場を余儀なくされたメンバー達は、とても大きくかけがえのない存在。
リスペクトの想いがその仲間の動きを思い出させ、自然と1人1人の動きに現れていました。
5人目の仲間がいるようなプレイの数々は、私たち観客席にいる保護者にも別の形で届きました。
「え、あのチーム(FC赤羽)4人しかいないよ?」
と他チームの保護者さんの驚く声が後半2点リードを許してしまった頃に聞こえてきたのです。
ピッチ外だと数的不利に気付かない人が出るくらいの、気迫の15分間。
だから試合を終え私たちの周りに戻ってきた時、本人たちは泣いていましたが、親として、同じチームの保護者としてとっても誇らしかった。
涙を流す子どもたちに送られる言葉は励ましではなく、讃える言葉と拍手であった事は言うまでもありません。
2018年度の低学年公式戦はこの冬季フットサル大会で終了となりました。
今の学年で迎える最後の公式戦にふさわしい、実りある大会であったと文字にしてまた、ひしひしと感じております。